『カオスに抗する闘い』『眼がスクリーンになるとき』合評会(2月9日)開催のお知らせ

この度、DG-Labでは、昨年出版されました、小倉拓也『カオスに抗する闘い ドゥルーズ・精神分析・現象学』(人文書院)、福尾匠『眼がスクリーンになるとき ゼロから読むドゥルーズ『シネマ』』(フィルムアート社)をめぐる合同合評会を開催する運びとなりました。

本イベントでは、著者のお二人とともに、特定質問者として千葉雅也氏、堀千晶氏をお迎えします。またとない機会ですので、ぜひ足をお運びいただければと思います。みなさまのご来場をこころよりお待ちしております。


『カオスに抗する闘い』・『眼がスクリーンになるとき』合評会
ポスターはこちら

日時:2019年2月9日(土)13:30-17:45
場所:クロスパル高槻・5階視聴覚室(大阪府高槻市紺屋町1-2)
定員:100名
入場無料

合評会1:『カオスに抗する闘い ドゥルーズ・精神分析・現象学』人文書院(2018)
著者:小倉拓也(大阪大学)
特定質問者:千葉雅也(立命館大学)

合評会2:『眼がスクリーンになるとき ゼロから読むドゥルーズ『シネマ』』フィルムアート社(2018)
著者:福尾匠(横浜国立大学)
特定質問者:堀千晶(早稲田大学)

タイムテーブル
13:00 開場
13:30 開会
13:30 『カオスに抗する闘い』合評会
15:00 『眼がスクリーンになるとき』合評会
16:30 全体討議
17:45 閉会

主催:大阪大学人間科学研究科共生学系共生の人間学分野檜垣立哉研究室、DG-Lab(ドゥルーズ・ガタリ・ラボラトリ)

『カオスに抗する闘い』『眼がスクリーンに

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第25回DG-Lab研究会のお知らせ

みなさま、今年も大変お世話になりました。

2018年、DG-Labは、『差異と反復』の出版50周年ということもあり、『差異と反復』を中心に研究会を重ね、12月には、翻訳者である財津理さんをお迎えし、ご講演いただくことができました。みなさまのご協力により、本年度も大変充実したものになりました。まことにありがとうございました。

さて、年が明けた2019年のお話になりますが、2019年は『意味の論理学』の出版50周年ということで、これに合わせた関連イベントの企画・実施を念頭に、研究会の運営を進めていきたいと思います。2月には緊急特別企画の開催を予定しておりますので、そちらもぜひご期待いただければと思います。

つきましては、新年1回目となります次回の研究会が下記の日時にて開催されます。ぜひともお気軽にご参加くださいませ。

それではみなさま、よいお年をお迎えください。

※今回はじめて参加を希望される方は、下記の事務局アドレスまでご連絡いただくか、下のフォームからお問い合わせいただきますよう、よろしくお願いいたします。

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【日時】2019年1月19日(土)14時~19時(*13時5分からミーティング)

【場所】長岡京市生涯学習センター(バンビオ1番館内)、6階・会議室2
(http://www.bambio-ogbc.jp/access/)

【参加費】会場費として300円

【定員】20名程度

【読書会】『意味の論理学』第2セリー;第3セリー;第23セリー;第26セリー(担当:平田公威)

ドゥルーズが1969年に刊行した『意味の論理学』は、『差異と反復』といくらか論点を同じくしながら、固有の思想を展開しています。たとえばルイス・キャロルやメラニー・クライン、そしてジャック・ラカンの援用が、この著作の最大の特徴のひとつであることは疑いえません。しかしながら、『意味の論理学』の主題が「意味」であることに鑑みれば、まずもって目を向けるべきは、ストア哲学の非物体的なものの理論、とくにその動詞論であると言えるでしょう。そこで今回の読書会では、ドゥルーズが依拠するストア哲学とギュスターヴ・ギヨームというマイナー言語学者を参照しつつ、動詞にかんするいくつかのセリーに取り組みたいと思います。

【研究発表】内藤慧「『意味の論理学』と物体・非物体の哲学」

ドゥルーズ『意味の論理学』は、ドゥルーズ哲学において明示的に物体、非物体的なものという二元的なカテゴリーが導入された著作である。身体、表現、といったトピックを考える上で、『意味の論理学』が提示する物体・非物体論を避けて通ることはできないだろう。本発表では『意味の論理学』の物体・非物体論のベースとなっている参照項としてストア派と精神分析を取り上げ、テクスト上のそれぞれのプレゼンスを検討する。

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『差異と反復』出版 50 周年記念特別企画「『差異と反復』の過去・現在・未来」(12月8日)開催のお知らせ

この度、DG-Labでは、ジル・ドゥルーズ著『差異と反復』の出版50周年を記念して、特別企画「『差異と反復』の過去・現在・未来」を開催する運びとなりました。

本イベントでは、講演者として、『差異と反復』の邦訳者である財津理氏をお迎えします。またとない機会ですので、ぜひ足をお運びいただければと思います。みなさまのご来場をこころよりお待ちしております。


『差異と反復』出版 50 周年記念特別企画「『差異と反復』の過去・現在・未来」
ポスターはこちら

日  時 : 2018年12月8日(土)13:30-17:10(13:00開場)
場  所 : 長岡京市中央生涯学習センター 3階 特別展示室
(京都府長岡京市神足2丁目3番1号バンビオ1番館内)

定  員 : 50名(※席に限りがありますのでご了承ください)

入場無料

講  演 : 財津理「『差異と反復』の独自性とそれ以前の諸作品――精神分析の視点から――」
研究発表 : 得能想平(大阪大学)「ドゥルーズの差異の概念について」

タイムテーブル
13:30 開会・趣旨説明
13:40 研究発表:得能想平(大阪大学)「ドゥルーズの差異の概念について」
14:30 講演:財津理「『差異と反復』の独自性とそれ以前の諸作品――精神分析の視点から――」
15:55 合同討議
17:10 閉会

主  催 : DG-Lab(ドゥルーズ・ガタリ・ラボラトリ)
共  催 : 若手研究「フェリックス・ガタリの「スキゾ分析」の理論、およびその臨床実践に関する研究」(研究代表者:山森裕毅)

『差異と反復』の過去・現在・未来

第24回DG-Lab研究会のお知らせ

皆さま、DG-Lab事務局です。次回の研究会のお知らせです。
下記の日時にて開催されますので、ぜひともご参加いただきますようお願いいたします。

※今回はじめて参加を希望される方は、下記の事務局アドレスまでご連絡いただくか、下のフォームからお問い合わせいただきますよう、よろしくお願いいたします。

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【日時】2018年11月10日(土)14時~19時(*13時5分からミーティング)

【場所】長岡京市生涯学習センター(バンビオ1番館内)、6階・配膳試食室
(http://www.bambio-ogbc.jp/access/)

【参加費】会場費として300円

【定員】20名程度

【読書会】「ドラマ化の方法」(『ドゥルーズ・コレクション I』pp.29-53ほか)(担当:得能想平)

今回の読書会では『ドゥルーズ・コレクション I』や『無人島1953-1968』に所収されている「ドラマ化の方法(1967年)」を読み直してみたいと思います。『差異と反復』の出版に先立ち、その成果を学会発表したときの記録として知られるこのテクストは、潜在性、強度、時空的力動、ドラマ化などのドゥルーズの繊細な言葉遣いを考え直すためにうってつけのものです。本読書会では、前半の発表部分のみを扱い、ドゥルーズの言葉遣いを整理したうえで、『差異と反復』のシステムがどのようなものであったかについてあらためてみなさんと確認していきたいと思います。

【研究発表】佐原浩一郎「『襞』における充足理由と外皮について」

ドゥルーズ哲学においてライプニッツは、もろもろのモナドの調和という点で悪玉であり非共可能性の創造という点で善玉であるようなつねに両義的な評価を担わされています。しかし同時に、一つの概念における理由の外部性をめぐる議論が、同一性に関するこうした二つの評価を横断するように張り巡らされています。本発表では、『襞』におけるもろもろの理由の統一と質料的な統一との関係、そしてそこに介入してくることになる外皮についての考察を通して、ドゥルーズがいかにして充足理由律という古典的な理論を新たに捉え直したのかを明らかにしたいと思います。

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第23回DG-Lab研究会のお知らせ

皆さま、DG-Lab事務局です。次回の研究会のお知らせです。

読書会では『スピノザと表現の問題』に取り組みます。『差異と反復』にスピノザへの言及は少なく、むしろライプニッツからの影響が強いことを考えると、同時期に副論文という形でスピノザ論が提出されているということの意義は検討に値すると思われます。『差異と反復』の議論を相対化する上でも、またドゥルーズ哲学におけるスピノザとライプニッツの影響を考える上でも、『スピノザと表現の問題』は『差異と反復』と合わせて読まれるべき著作だと考えられます。ぜひともこの機会をご利用ください。

三件の研究発表も予定されています(読書会および研究発表の詳細は下記をご参照ください)。

下記の日時にて開催されますので、何卒ご参加いただきますようお願いいたします。

※今回はじめて参加を希望される方は、下記の事務局アドレスまでご連絡いただくか、下のフォームからお問い合わせいただきますよう、よろしくお願いいたします。

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【日時】2018年9月15日(土)14時~19時(*13時05分からミーティング)

【場所】長岡京市中央生涯学習センター 4階・学習室2 バンビオ1番館内
(http://www.bambio-ogbc.jp/access/)

【参加費】会場費として300円

【定員】20名程度

 

【読書会】(14:00〜)

『スピノザと表現の問題』第三部第12章「様態の本質、無限から有限への移行」~第14章「身体は何をなしうるのか」、pp. 194-240(担当:立花達也)

今回は『スピノザと表現の問題』の有限様態論(第三部)の冒頭部分を、皆さんと一緒に読み返したいと思います。スピノザの個体論に対するドゥルーズのシステマティックな解釈は、第12章から第14章のあいだでだいたい記述されていると見てよいでしょう。本読書会では、ドゥルーズの解釈と『エチカ』のテクスト自体との相違や、彼が引いている先行研究にも目配せしつつ、その個体論のシステムをできるだけ図式的に理解することを目指します。また担当者としては、『差異と反復』等で提示されるドゥルーズ自身の哲学との共通点や差異について、読書会に参加される皆さんからご指摘をいただければ嬉しいです。

 

【研究発表】(16:25〜)

山森裕毅「スキゾ分析の初期設定」

『アンチ・オイディプス草稿』からガタリの考えるスキゾ分析の初期設定を再構築する。また「スキゾフレニー化する」とはどういうことかを考察する。

小林卓也「『差異と反復』における問いの存在論(仮)」

小倉拓也「現行犯での伝説化――映画の時間的体制における物語と行為――」

ドゥルーズは、ガタリとの最後の共著であり、その思考の総決算と目される『哲学とは何か』(1991年)の最終章を、「芸術とは何か」を定義するものとして構成している。そこでは、建築、彫刻、絵画、音楽、文学など、様々な芸術のジャンルが扱われ、それらすべてに共通する原理が探求されている。しかし、そこでは「映画」が一切触れられていない。ドゥルーズが、大部の二巻本『シネマ』の著者であることを鑑みれば、このことは奇妙に思えるが、ドゥルーズの芸術論全体の観点から見るなら、むしろ映画論だけが「浮いている」と言えなくもないのである。このことをどう考えればいいだろうか。

本発表では、『シネマ2』(1985年)で提示される「現行犯での伝説化」という概念に注目し、その内実を解明することで、ドゥルーズの映画論を、その芸術論全体のなかに位置づけ、あらためて評価しなおすことを試みる。また、「現行犯での伝説化」は、後期ドゥルーズが、芸術と政治の関係を論じる際に明確に定義することなく用いている「仮構」の概念に、実質的な定義を与えるのに寄与するものでもある。これらの考察をとおして、ドゥルーズの芸術哲学に新たな視角を導入し、その哲学についてのひとつの理解を提示したい。

 

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第22回DG-Lab研究会のお知らせ

皆さま、DG-Lab事務局です。次回の研究会のお知らせです。
下記の日時にて開催されますので、ぜひともご参加いただきますようお願いいたします。

※今回はじめて参加を希望される方は、下記の事務局アドレスまでご連絡いただくか、下のフォームからお問い合わせいただきますよう、よろしくお願いいたします。

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【日時】2018年7月28日(土)14時~19時(*13時からミーティング)

【場所】長岡京市生涯学習センター、6階・会議室3 バンビオ1番館内
(http://www.bambio-ogbc.jp/access/)

【参加費】会場費として300円

【定員】20名程度

【読書会】『差異と反復』上巻:第二章「それ自身へ向かう反復」pp.197−214(担当:得能想平)

今読書会では『差異と反復』の第二章「それ自身へ向かう反復」の冒頭をみなさんと読み直してみたいと思います。とりわけヒュームの反復、習慣、縮約が論じられる有名な箇所ですが、同時にこれらと関わる重要なテーゼ、「差異は二つの反復のあいだにある」と「反復も二つの差異のあいだにある」が登場する箇所でもあります。本読書会では、簡単な導入のあと、第二章冒頭の18頁ほどを丁寧に確認し、これらの二つのテーゼの理解を目指したいと思います。そのあと、もし時間があれば、続くガブリエル・タルドについての注なども確認しながら、ドゥルーズ哲学の構想について議論できればと思います。

【研究発表】佐々木晃也「スピノザ−ドゥルーズの情動論」

1980年代以降、非人間主義思想において「人間(主体)/自然(環境)」の対立図式の見直しが図られている。「人間−自然」の関係を捉えなおす生態学的理論構築の問題は、ネスのディープ・エコロジーやガタリのエコゾフィーを含むさまざまな理論的立場から議論されているのが現状である。

他方で、20世紀初頭から、情動概念へ理論的な焦点化を行い、人間や社会の生態を捉えようとする諸分野での研究活動の総体「情動論的転回 Affective Turn」の動向が英米圏を中心として前景化してきている。これまで多様に解釈されてきた情動であるが、グレッグ&セイグワース [2010] によれば、本動向のひとつの理論的端緒は、マッスミ [1995] によって明確化された「身体能力に関するドゥルーズのスピノザ主義的生態学」に認められるという。また、情動概念は、主体/環境ないし人間/自然の区別が生じうる経験的次元の影にある非形成的かつ非構造的な強度領域の持続の姿として規定されている。

発表者は現在、非人間主義の生態学的人間観の問題におけるスピノザ−ドゥルーズの情動論の位置付けの研究を進めているので、その進捗を報告する。

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