第52回DG-Lab研究会のお知らせ

次回の研究会のお知らせです。
下記の日時にて開催されますので、お気軽にご参加ください。

次回もオンライン(Zoom)での開催となります。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

※はじめて参加を希望される方は、下記の事務局アドレスまでご連絡いただきますよう、よろしくお願いいたします。

dglab.chaosmos[あっと]gmail.com( [あっと] を@に置き換えてご使用ください)

****************

【日時】2023年9月30日(土)14:00-17:30(※13:00からミーティング)

【使用アプリ】Zoom(開催当日、EメールにてURLをお送りいたします)

【参加費】無料

【定員】最大50人

【タイムテーブル】

14:00読書会
ジル・ドゥルーズ『シネマ1 運動イメージ』第7章〜第8章(進行:瀧口隆)
今回の読書会の範囲である「第7章 感情イメージ——質、力、任意空間」、「第8章 情動から行動へ——欲動イメージ」では、『シネマ1』の前半で分類される知覚イメージ、感情イメージ、行動イメージのうち、その中間の「感情イメージ」、そして「感情イメージから行動イメージの中間」にあたります。しかしいずれにしてもそれは、非人間的知覚から人間的な行動イメージへと至るための単なる過程の途上ではなく、むしろ断片的・部分的なものがそれ自体としての特異性をもつことに焦点があてられます。そして、この二つの章を通して、ドライヤーやブレッソン、シュトロハイムやブニュエル、そしてロージーの作品などさまざまな映画作品が並べられながら、現働的な空間に対する、潜在的なものに関わるオルタナティブな空間について、複雑で濃密な議論が展開されます。
16:00研究発表
西川耕平「20 世紀英⽶政治哲学とともにドゥルーズ(ドゥルーズ=ガタリ)を眺める」
ドゥルーズやドゥルーズ=ガタリの哲学や思想には難解で曖昧であるといったイメージが付きまといます。そこで本発表は、ロールズやサンデルに代表される英米政治哲学を参照枠組みとすることで、ドゥルーズおよびドゥルーズ=ガタリの政治哲学や法哲学を明確化することを試みます。具体的には、社会を構想するにあたって出発点となる人間像はいかなるものか、法の平等や中立的正義は重視されるべきか、普遍的なルールと個別の事例の関係をどのように捉えるか、といったテーマについて論じます。
17:30閉会