新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、本イベントは中止とさせていただきます。
次回の研究会は5月23日(土)を予定しております。
何卒、よろしくお願いいたします。
皆さま、DG-Lab事務局です。次回の研究会のお知らせです。
下記の日時にて開催されますので、ぜひともご参加いただきますようお願いいたします。
※今回はじめて参加を希望される方は、下記の事務局アドレスまでご連絡いただくか、下のフォームからお問い合わせいただきますよう、よろしくお願いいたします。
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【日時】2020年3月7日(土)14時〜19時(*13時5分からミーティング)
【場所】長岡京市生涯学習センター(バンビオ1番館内)、6階・会議室2
(http://www.bambio-ogbc.jp/access/)
【参加費】会場費として300円
【定員】20名程度
【読書会】
「哲学とは何か」2-7 「被知覚態、変様態、そして概念」 担当:F.アツミ(Art-Phil)
ドゥルーズ=ガタリとアートへの問い:『哲学とは何か』における物質/感覚のコンポジションを中心に
「アーティストは、見者であり、生成者である」とドゥルーズ=ガタリは『哲学とは何か』において語る。アート作品は諸感覚のブロック、被知覚態と変様態の合成態として記述され、被知覚態は知覚から、変様態は変様=感情から、概念的な存在として引き離される。芸術史のアレンジメントとしても読むことのできる“Percept、Affect, et Concept”(「被知覚態、変様態、そして概念」)で展開されるメルヴィル、クレー、メシアン、プルースト、ジャコメッティなどのアーティストとその作品への言及を振り返りながら、ドゥルーズ=ガタリによるアートをめぐる問いかけを物質/感覚のコンポジション(合成=創作)という側面から検討する。本章にみられる批評的文体の魅力についても一緒に考えたい。
【研究発表】
得能 想平 『差異と反復』に関するノート(仮)
佐原浩一郎 ジル・ドゥルーズによる「呪われたもの」の解釈について
ライプニッツにおいて、一つの世界は、絶対的な必然性や決定論的なもろもろの変化から切り離せないものとして語られることを許容するような側面を持っている。ジル・ドゥルーズは、『襞』のなかでそうした傾向を認めながらも、ライプニッツにおける一つの世界がそのような必然性や決定論的なあり方のうちにとどまるものではないということを明らかにしている。そのときドゥルーズは、「呪われたもの(le damné)」と呼ばれる類の個体がそこで非決定論的な役割を果たしているということ、つまりその世界のなかに偶然性を導入するような契機を構成しているということを指摘している。本発表では、ライプニッツの呪われたものがドゥルーズにおいてどのように位置づけられるかを説明し、これを踏まえて、ドゥルーズにおける前期から後期へのライプニッツに対する評価の変化の理由を呈示する。