第46回DG-Lab研究会のお知らせ

皆さま、DG-Lab事務局です。

次回の研究会のお知らせです。
下記の日時にて開催されますので、お気軽にご参加ください。

次回もオンライン(Zoom)での開催となります。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

※はじめて参加を希望される方は、下記の事務局アドレスまでご連絡いただきますよう、よろしくお願いいたします。

dglab.chaosmos[あっと]gmail.com( [あっと] を@に置き換えてご使用ください)

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【日時】2022年8月27日(土)14:00-17:30(※13:00からミーティング)

【使用アプリ】Zoom(開催当日、EメールにてURLをお送りいたします)

【参加費】無料

【定員】最大50人

【タイムテーブル】

14:00読書会
ジル・ドゥルーズ+フェリックス・ガタリ『アンチ・オイディプス』第3章第8節〜第11節(進行:西川耕平)
『アンチ・オイディプス』第3章の終盤において、ドゥルーズ=ガタリは資本主義社会について集中的に論じています。この本の副題でもある「資本主義と分裂症」というテーマが前面に現れるのもこの箇所です。今回の読書会では、社会の絶対的な極限と相対的な極限という区分に沿って彼らの議論を整理することで、テクストの理解ひいては現代社会に対する知見を深めたいと思います。
16:00研究発表
尾谷奎輔「ガタリのダイアグラム的欲動」
フロイト-ラカンの精神分析を批判的に継承するガタリが「スキゾ分析」を錬り上げる過程のなかで、C・S・パースから借用したダイアグラム概念が核心的要素であり、精神分析的主体を棄却するために準備された概念であることは多くの論者によって緩やかに共有されている。しかしながら、定義上「諸部分における類比的な諸関係によって表意する」ダイアグラム概念と「無意識の主体は存在しない」ないし「言表行為の主体は存在しない」というスキゾ分析のテーゼとの関係は依然として明確ではない。本発表では、ガタリが『アンチ・オイディプス草稿』のなかで依拠するヤコブソンのパース解釈を手掛かりに、「心的なものと身体的なものとの境界概念」であるフロイトの欲動概念を再構成するダイアグラム概念の意味内実を明らかにする。
17:30閉会