『ジル・ドゥルーズの哲学と芸術 ノヴァ・フィグラ』合評会開催のお知らせ

この度、DG-Labでは、黒木秀房著『ジル・ドゥルーズの哲学と芸術 ノヴァ・フィグラ』(水声社、2020年)の合評会を開催する運びとなりました。

本イベントでは、著者である黒木氏とともに、特定質問者として合田正人氏、小林卓也氏をお迎えします。またとない機会ですので、ぜひ足をお運びいただければと思います。みなさまのご来場をこころよりお待ちしております。

なお、参加には事前のお申込みが必要となります。こちらまたは記事の中程にあるリンクよりお申込みをお願い致します。


『ジル・ドゥルーズの哲学と芸術 ノヴァ・フィグラ』合評会
ポスターはこちら

日時:2021年3月27日(土)14:00-17:00
オンライン開催
使用アプリ:Zoom

参加:要事前申込(以下のリンクよりお申し込みください)

https://forms.gle/SSAj4LoLdSufBe1o9

定員:90名
入場無料

提題者:黒木秀房
コメンテータ:合田正人、小林卓也
司会:得能想平

タイムテーブル
14:00 趣旨説明
14:05 自著紹介
14:25 合田氏コメント
14:55 小林氏コメント
15:25 休憩
15:35 応答および質疑
17:00 閉会

主催:大阪大学人間科学研究科共生学系共生の人間学分野檜垣立哉研究室、DG-Lab(ドゥルーズ・ガタリ・ラボラトリ)

第37回DG-Lab研究会のお知らせ

皆さま、DG-Lab事務局です。

次回の研究会のお知らせです。
下記の日時にて開催されますので、お気軽にご参加ください。

次回もオンラインでの開催となります。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

※はじめて参加を希望される方は、下記の事務局アドレスまでご連絡いただきますよう、よろしくお願いいたします。

dglab.chaosmos[あっと]gmail.com( [あっと] を@に置き換えてご使用ください)

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【日時】2021年3月13日(土)14:00-17:30(※13:00からミーティング)

【使用アプリ】Skype

開催当日、EメールにてURLをお送りいたしますので、Skypeアプリをお手元の端末にインストールしていない方でも、ウェブブラウザ(Microsoft Edge か Google Chrome)よりご参加いただけます。Skypeアプリをインストール済みの方はアプリからもご参加いただけます。

【参加費】無料

【定員】最大50人

【タイムテーブル】

14:00読書会
ジル・ドゥルーズ『襞』第九章 新しい調和 (進行:佐原浩一郎)
ドゥルーズ『襞』第三部には、ドゥルーズがライプニッツの哲学の全域をあたかも無限の速度で駆け抜けているかのような並外れた目まぐるしさがあります。そのような第三部の末尾であり、この書物自体の末尾でもある第九章では、その章の全体を通じてバロック芸術が扱われており、「新しい調和」を見出すバロックの着想が哲学と芸術のおのおのにいかにして持ち込まれているのかが多様に述べられています。この読書会では、そこで論じられているライプニッツに固有の「新しい調和」によってドゥルーズが一体何を言おうとしているのかということをみなさまと検討(あるいはむしろ練習)してみたいと思います。
16:00研究発表
平田公威「『哲学とは何か』における人間諸科学の位置と意義について」
広く知られる通り、ドゥルーズ=ガタリは『哲学とは何か』において、オピニオンから区別する仕方で、哲学を定義しています。すなわち、概念を創造することとして哲学を定義しています。この定義は、それまでの著作における表象やマジョリティ批判に鑑みれば、納得がいくものでしょう。しかしながら、『哲学とは何か』では、哲学が「人間諸科学」(社会学、言語学など)からも峻別されています。ドゥルーズ=ガタリはそれまでに多様な学問領域を参照しつつ思考形成していたわけですが、いまや、哲学と人間諸科学に協力関係などないと論じるに至ったのでしょうか。今回の発表では、こうした問題関心のもと、『哲学とは何か』における哲学の定義やオピニオン批判を再検討しつつ、人間諸科学と哲学の複雑な関係について考察し、人間諸科学の積極的な意義を検討します。
17:30閉会