第48回DG-Lab研究会のお知らせ

次回の研究会のお知らせです。
下記の日時にて開催されますので、お気軽にご参加ください。

次回もオンライン(Zoom)での開催となります。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

※はじめて参加を希望される方は、下記の事務局アドレスまでご連絡いただきますよう、よろしくお願いいたします。

dglab.chaosmos[あっと]gmail.com( [あっと] を@に置き換えてご使用ください)

****************

【日時】2023年1月28日(土)13:00-16:30(※16:30からミーティング)

【使用アプリ】Zoom(開催当日、EメールにてURLをお送りいたします)

【参加費】無料

【定員】最大50人

【タイムテーブル】

13:00読書会
ジル・ドゥルーズ+フェリックス・ガタリ『アンチ・オイディプス』第4章第4節〜第5節(進行:有馬景一郎)
約一年間かけて当研究会において『アンチ・オイディプス』に取り組んできた。今回は最終章である第四章「分裂分析への序章」の第四節および第五節を取り上げる。第四節は、「分裂分析の肯定的な第一の課題」とされ受動的総合や器官なき身体、死と欲望について述べられる。第五節は、「第二の肯定的課題」として欲望の備給される二つの極や二つの集団、分裂者と分裂症者、分裂分析と精神分析の区別が述べられる。『アンチ・オイディプス』における、分裂分析の実践とはどのようなことなのか、理解することを目指す。。
15:00研究発表
内藤慧「ドゥルーズの「管理社会」論」
ジル・ドゥルーズの「追伸―管理社会について」には現在の資本主義社会に対するドゥルーズの視点が明示されている。
フーコーの「規律社会」概念に対して自身の「管理社会」概念をぶつけるストーリーラインは分かりやすく、テレワークやデイケアなど現在のわれわれにとって馴染み深いテーマや、ここ10年ほど日本では話題の「分人」概念も論じられているため、比較的ドゥルーズ研究者以外にも読まれている文章である、ように思われる。
一方でドゥルーズ研究者からすると些か扱いの難しい文章でもある。その理由は、これまでドゥルーズが肯定的に扱ってきたかに思われる幾つかの概念が、明らかに批判されるべき対象の特徴として言及されているからである。今一度「管理社会論」をドゥルーズ史の中に位置付け直してみる必要がある、かもしれない。

※前回発表する予定でしたが、前回は発表者の体調不良につきその場での発表がかないませんでした。あらためて今回の研究会で発表します。
16:30ミーティング
17:30閉会

会誌『hyphen(ハイフン)』第7号刊行のお知らせ

『hyphen』第7号

表紙・目次

【年次報告】

制度的なものとしてのDG-Lab

・・・・・・・・・・・・西川耕平

【論考】

スキゾ分析と反精神医学

・・・・・・・・・・・・山森裕毅

東大入試現代文における「無意識の思想」とドゥルーズ哲学〜論理と〈像〉で読む東大現代文〜第1回

・・・・・・・・・・・・伊藤幸生

【研究ノート】

主観性の生産と夢—ガタリの夢のテクストを中心に

・・・・・・・・・・・有馬景一郎

奥付

※一括ダウンロード