第47回DG-Lab研究会のお知らせ

次回の研究会のお知らせです。
下記の日時にて開催されますので、お気軽にご参加ください。

次回もオンライン(Zoom)での開催となります。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

※はじめて参加を希望される方は、下記の事務局アドレスまでご連絡いただきますよう、よろしくお願いいたします。

dglab.chaosmos[あっと]gmail.com( [あっと] を@に置き換えてご使用ください)

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【日時】2022年11月19日(土)14:00-17:30(※13:00からミーティング)

【使用アプリ】Zoom(開催当日、EメールにてURLをお送りいたします)

【参加費】無料

【定員】最大50人

【タイムテーブル】

14:00読書会
ジル・ドゥルーズ+フェリックス・ガタリ『アンチ・オイディプス』第4章第1節〜第3節(進行:有馬景一郎)
『アンチ・オイディプス』の「第四章 分裂分析への序章」の第一節から第三節を取り上げる。第一節の「社会野」は、社会的備給のあり方が述べられる。第二節において、「分子的無意識」として無意識のモル的領域と分子的領域との区別がなされ分裂分析の定式化がなされる。第三節は「精神分析と資本主義」として両者の結びつきが解明され、分裂分析の課題が提示される。上記の読解を通じて、『アンチ・オイディプス』における分裂分析の内実を明らかにすることを目指す。
16:00研究発表
内藤慧「ドゥルーズの「管理社会」論」
ジル・ドゥルーズの「追伸―管理社会について」には現在の資本主義社会に対するドゥルーズの視点が明示されている。
フーコーの「規律社会」概念に対して自身の「管理社会」概念をぶつけるストーリーラインは分かりやすく、テレワークやデイケアなど現在のわれわれにとって馴染み深いテーマや、ここ10年ほど日本では話題の「分人」概念も論じられているため、比較的ドゥルーズ研究者以外にも読まれている文章である、ように思われる。
一方でドゥルーズ研究者からすると些か扱いの難しい文章でもある。その理由は、これまでドゥルーズが肯定的に扱ってきたかに思われる幾つかの概念が、明らかに批判されるべき対象の特徴として言及されているからである。今一度「管理社会論」をドゥルーズ史の中に位置付け直してみる必要がある、かもしれない。
17:30閉会