第22回DG-Lab研究会のお知らせ

皆さま、DG-Lab事務局です。次回の研究会のお知らせです。
下記の日時にて開催されますので、ぜひともご参加いただきますようお願いいたします。

※今回はじめて参加を希望される方は、下記の事務局アドレスまでご連絡いただくか、下のフォームからお問い合わせいただきますよう、よろしくお願いいたします。

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【日時】2018年7月28日(土)14時~19時(*13時からミーティング)

【場所】長岡京市生涯学習センター、6階・会議室3 バンビオ1番館内
(http://www.bambio-ogbc.jp/access/)

【参加費】会場費として300円

【定員】20名程度

【読書会】『差異と反復』上巻:第二章「それ自身へ向かう反復」pp.197−214(担当:得能想平)

今読書会では『差異と反復』の第二章「それ自身へ向かう反復」の冒頭をみなさんと読み直してみたいと思います。とりわけヒュームの反復、習慣、縮約が論じられる有名な箇所ですが、同時にこれらと関わる重要なテーゼ、「差異は二つの反復のあいだにある」と「反復も二つの差異のあいだにある」が登場する箇所でもあります。本読書会では、簡単な導入のあと、第二章冒頭の18頁ほどを丁寧に確認し、これらの二つのテーゼの理解を目指したいと思います。そのあと、もし時間があれば、続くガブリエル・タルドについての注なども確認しながら、ドゥルーズ哲学の構想について議論できればと思います。

【研究発表】佐々木晃也「スピノザ−ドゥルーズの情動論」

1980年代以降、非人間主義思想において「人間(主体)/自然(環境)」の対立図式の見直しが図られている。「人間−自然」の関係を捉えなおす生態学的理論構築の問題は、ネスのディープ・エコロジーやガタリのエコゾフィーを含むさまざまな理論的立場から議論されているのが現状である。

他方で、20世紀初頭から、情動概念へ理論的な焦点化を行い、人間や社会の生態を捉えようとする諸分野での研究活動の総体「情動論的転回 Affective Turn」の動向が英米圏を中心として前景化してきている。これまで多様に解釈されてきた情動であるが、グレッグ&セイグワース [2010] によれば、本動向のひとつの理論的端緒は、マッスミ [1995] によって明確化された「身体能力に関するドゥルーズのスピノザ主義的生態学」に認められるという。また、情動概念は、主体/環境ないし人間/自然の区別が生じうる経験的次元の影にある非形成的かつ非構造的な強度領域の持続の姿として規定されている。

発表者は現在、非人間主義の生態学的人間観の問題におけるスピノザ−ドゥルーズの情動論の位置付けの研究を進めているので、その進捗を報告する。

Portrait_of_Samuel_Butler

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