第2回 DG-Lab研究会告知

第2回 DG-Lab研究会が下記の日程で開催されます。どなた様でもぜひご参加ください。(今回、はじめて参加を希望される方は事務局(dg-lab(at)outlook.com)までご連絡いただきますようお願いいたします。)

また、読書会開始前、13時よりミーティングを設けております。当研究会に参加するすべての方々の考え、意見を運営に反映させるべく、ミーティングにはどなたが参加していただいても構いません。今後の日程、読書会の内容などについて話し合いますので、皆様のご参加をお待ちしています。(もちろん、読書会からの参加もOKです。)


第2回 DG-Lab研究会

  • 日程:2015年3月28日(土)、14時〜19時(※13時からミーティング。どなたが参加していただいても構いません。)
  • 場所:長岡京市中央生涯学習センター、6階・創作室2
    京都府長岡京市神足2丁目3番1号 バンビオ1番館内(アクセス・ルートマップ http://www.bambio-ogbc.jp/access/
  • 読書会:『意味の論理学』第27セリー「口唇性」(担当:小倉拓也)
  • 研究発表:小林卓也「カント批判としての発生と強度—前期ドゥルーズにおけるベルクソン哲学の改鋳(仮)」
  • 参加費:無料
  • 定員:20名程度
◆ 読書会では、『意味の論理学』第27セリー「口唇性」を取り上げます。メラニー・クラインによる幼児の発達段階論に沿いながら、物体間の能動と受動からなる分裂病態勢から、いかに超越的な「善き対象」が発生するのかを論じた、非常にスリリングな箇所です。『意味の論理学』で提示される三つの位相(第一次秩序、第二次組織化、第三次配列)がいかに動態的に結ばれるのかを論じた重要な部分であると思われます。

◆ 研究発表では、小林が「カント批判としての発生と強度—前期ドゥルーズにおけるベルクソン哲学の改鋳(仮)」と題した発表を行います。『差異と反復』に結実する50年代から60年代後半へのドゥルーズ哲学がどのように形成されるにいたったのかをカント批判という観点から論じます。とりわけ、ドゥルーズがベルクソン哲学をどのように読解し、また改鋳することでそれを自らの哲学へと組み込んだのかについて、60年代に行われた講義と『ベルクソンの哲学』を参照しつつ考えたいと思います。

*参照文献
・ «Qu’est-ce que fonder?, Cours hypokhâgne, Lycée Louis le Grand
1956-1957», Les cours de Gilles Deleuze, Richard Pinhas (ed.), <http://www.webdeleuze.com/php/texte.php?cle=218&groupe=Conf%E9rences&langue=1&gt;
・« Cours inédit de Gilles Deleuze sur le chapitre III de L’évolution créatrice(à l’École normale de Saint-Cloud, 1960) », in Annales bergsoniennes : Tome 2, Bergson, Deleuze, la phénoménologie, Frédéric Worms (ed.), Paris, PUF, 2004
・『ベルクソンの哲学』
・『差異と反復』