第53回DG-Lab研究会のお知らせ

次回の研究会のお知らせです。
下記の日時にて開催されますので、お気軽にご参加ください。
(※研究発表と読書会の順番がいつもと違いますことにご留意ください。)

次回もオンライン(Zoom)での開催となります。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

※はじめて参加を希望される方は、下記の事務局アドレスまでご連絡いただきますよう、よろしくお願いいたします。

dglab.chaosmos[あっと]gmail.com( [あっと] を@に置き換えてご使用ください)

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【日時】2023年11月25日(土)14:00-17:30(※13:00からミーティング)

【使用アプリ】Zoom(開催当日、EメールにてURLをお送りいたします)

【参加費】無料

【定員】最大50人

【タイムテーブル】

14:00研究発表
有馬景一郎「フェリックス・ガタリの主体についての研究——イェルムスレウの言語素論受容の観点から——」
本発表は、フェリックス・ガタリの主体について検討する。その方法として、ガタリおよびドゥルーズとガタリ(以、DGと略)におけるイェルムスレウの影響を分析する。まず、ソシュールとイェルムスレウの記号の差異に着目し、両者の記号と主体の関係について明確にする。次に、DGおよびガタリ単独のイェルムスレウの言語素論の受容を比較する。最後に、ガタリの主体概念を検討する。ガタリは「主体(主観)から主体性(主観性)」と述べていた。それにもかかわらず(あるいは、だからこそ)、ガタリは主体性(主観性)以前の主体(主観)において、既に独自のものを考えていた(ことを本発表において示せる)。
15:30読書会
ジル・ドゥルーズ『シネマ1 運動イメージ』第9章〜第10章(進行:平田公威)
ドゥルーズの『シネマ1*運動イメージ』は、タイトルの通り、運動イメージを主題とするものであり、とくに、そのイメージの三つの種類について論じています。すなわち、知覚イメージ、感情イメージ、そして行動イメージです。『シネマ1』は、これらのイメージのモンタージュにより映画は制作されると考え、各イメージを詳細に分析しているわけです。なかでも、今回の読書会で扱う第九章と第十章は、知覚イメージと感情イメージについて記述したうえで行動イメージを論じるもので、本書のハイライトのひとつであると言えるでしょう。今回の読書会では、『シネマ1』の基本的な論点を整理しつつ、他のイメージとの関連も考慮に入れて、行動イメージにかんする記述を読んでいきたいと思います。
17:30閉会

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