第36回DG-Lab研究会のお知らせ

みなさま

今年も大変お世話になりました。

2020年を通して、DG-Labは『哲学とは何か』に取り組んでまいりました。会誌『hyphen』には、財津理氏と江川隆男氏より論考をご寄稿いただき、一月には、『ドゥルーズの自然哲学 断絶と変遷』合評会を開催することができました。研究会の開催回数は、例年よりも一回少ない五回となり、二回目からはオンラインでの開催となりましたが、内容は非常に充実し、研究会は極めて有意義なものとなりました。

2021年は、ドゥルーズとガタリの芸術論をテーマに研究会を進めていくことになりました。つきましては、新年一回目となります研究会が下記の日時にて開催されます。引き続きオンラインでの開催となります。ぜひともお気軽にご参加くださいませ。

それではみなさま、よいお年をお迎えください。

※はじめて参加を希望される方は、下記の事務局アドレスまでご連絡いただきますよう、よろしくお願いいたします。

image

****************

【日時】

2021年1月23日(土)14:00-17:30(※13:00からミーティング)

【使用アプリ】Skype

開催当日、EメールにてURLをお送りいたしますので、Skypeアプリをお手元の端末にインストールしていない方でも、ウェブブラウザ(Microsoft Edge か Google Chrome)よりご参加いただけます。Skypeアプリをインストール済みの方はアプリからもご参加いただけます。

【参加費】無料

【定員】最大50人

【タイムテーブル】

14:00読書会
ジル・ドゥルーズ『プルーストとシーニュ』第二部 結論(担当:内藤慧)
16:00研究発表
佐々木晃也 「純粋に光学的な世界」とは何か:第三のスピノザ論について
第三のスピノザ論の中で導入されている用語「純粋に光学的な世界」についての発表をおこなう予定である。形容「純粋に光学的な」は、絵画論では「空間」を、映画論では「状況」を、他の空間(状況)から区別する際に導入されている。しかるにこの形容は、芸術論とスピノザ読解を貫いて作動している後期ドゥルーズにとっての独自の何かを表現している可能性がある。この意味で今回の発表は、その意味へのアプローチでもある。ところで、私が「第三のスピノザ論」と呼んでいる書物は、1993年の小論「スピノザと三つのエチカ」のことではない。ゆえに今回の発表では、この書物の概要を最初に説明し、主題とする発表内容に移る予定である。
17:30閉会