第29回DG-Lab研究会のお知らせ

皆さま、DG-Lab事務局です。次回の研究会のお知らせです。
下記の日時にて開催されますので、ぜひともご参加いただきますようお願いいたします。

※今回はじめて参加を希望される方は、下記の事務局アドレスまでご連絡いただくか、下のフォームからお問い合わせいただきますよう、よろしくお願いいたします。

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【日時】2019年9月28日(土)14時〜19時(*13時5分からミーティング)

【場所】長岡京市生涯学習センター(バンビオ1番館内)、4階・学習室2
(http://www.bambio-ogbc.jp/access/)

【参加費】会場費として300円

【定員】20名程度

【読書会1】『意味の論理学』第30セリー~第32セリー(担当:内藤慧)

【読書会2】78年のスピノザ講義「情動と観念」を読む(担当:佐々木晃也)

『千のプラトー』以降の鍵概念の一つに「情動affect」がある。変状affectionおよび感情sentimentと厳密に区別されるこの「情動」は、スピノザのaffectus解釈に由来する。しかし、スピノザに関する二つの単著には、変状および感情と区別される「情動」概念の規定は厳密には存在しない。では、この「情動」はどこから来たのか。おそらく本講義である。なぜなら、本講義でドゥルーズはスピノザのaffectusを変状および感情と区別した上で、思惟様態の「観念idée」との差異において分析し、思惟の様態としての「情動」の定義に至っているからである。読書会では、佐々木の試訳を付せた、その一連のテクストを読む予定である。

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