第51回DG-Lab研究会のお知らせ

次回の研究会のお知らせです。
下記の日時にて開催されますので、お気軽にご参加ください。

次回もオンライン(Zoom)での開催となります。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

※はじめて参加を希望される方は、下記の事務局アドレスまでご連絡いただきますよう、よろしくお願いいたします。

dglab.chaosmos[あっと]gmail.com( [あっと] を@に置き換えてご使用ください)

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【日時】2023年8月12日(土)14:00-17:30(※13:00からミーティング)

【使用アプリ】Zoom(開催当日、EメールにてURLをお送りいたします)

【参加費】無料

【定員】最大50人

【タイムテーブル】

14:00読書会
ジル・ドゥルーズ『シネマ1 運動イメージ』第5章〜第6章(進行:戸澤幸作)
今回は、前回読書会で読んだ「第4章 運動イメージとその三つの種類――第二のベルクソン注釈」からの流れで、「第5章 知覚イメージ」と「第6章 感情イメージ――顔とクロースアップ」を読みます。第5章では、映画におけるイメージの主観と客観の区別の曖昧さという論点を入口にして、主観ー客観の対には還元されない映画イメージが有する独特な知覚の水準が議論されています。第6章では、映画作品を感動的で印象的なものとする俳優の顔のクロースアップに着目しつつ、実はクロースアップは単に顔を大写しにすることではなく、イメージが情動を担うようになる独特なあり方のことなのだ、という興味深い議論に展開します。いつもながら密度の濃いドゥルーズの論述ですが、少しでも理解を先に進められるように、みなさんと一緒に読み進めていきたいと思います。
16:00研究発表
山森裕毅「顔貌性とは何か――個人化する顔/逃走する顔」
現在、フェリックス・ガタリについての単著を準備しており、そのなかの最終章について書きあぐねているので、皆さんのご意見をいただきたいと思っております。
テーマは『人はなぜ記号に従属するのか』における「顔貌性」についてです。ガタリは『アンチ・オイディプス』で資本主義システムが個人を生み出すメカニズムを明らかにしましたが、そこからさらに考察を深めていくことで、その個人を作り出す資本主義システムのひとつの機械として新たに「顔貌性」を見出します。『人はなぜ記号に従属するのか』はこの顔貌性を主題のひとつとしているので、この著作から顔貌性と資本主義、個人、逃走線などの概念間の関係性や、「個人の解体」をミッションとするスキゾ分析の実践として顔貌性をどう扱うのかについて論じられればと思います。
17:30閉会

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